「アイツ、ほんと運がいいよなぁ」 そんなふうに思ったこと、ありませんか? 宝くじが当たるとか、たまたま道で有名人に会うとか、そんな偶然の幸運もあります。 でも、ビジネスや恋愛、人間関係で「運がいい人」というのは、だいたい偶然じゃありません。 彼らは——数をこなしているのです。
営業の百戦錬磨も、断られている
営業の世界でトップを走る人は、話がうまいとか、顔が広いとか、そういう表面的な特徴もあります。 でも本質はもっと単純です。
- 他の人が1日5件の訪問なら、彼は15件行っている。
- 他の人が「今日は3回断られたから帰ろう」と思うところ、彼は「3回断られたからあと7回行こう」と考える。
結果的に、成約のチャンスが増えるのは当たり前。 運がいいんじゃなくて、確率を上げているだけです。
プレゼンで勝つ人も、たくさん落ちている
華々しいプレゼンの成功の裏には、スベった回数が山のようにあります。 プロのプレゼンターは、自分の案が通らなかった経験を何度もしています。 それでも次、さらに次と提案を続ける。
- 「1回勝負で決める」のではなく、
- 「10回挑戦して、そのうち1回当てる」くらいの感覚。
この「分母の大きさ」が、結果的に運を引き寄せるのです。
チャンスは“行動回数”に比例する
人と出会う、情報を仕入れる、新しいことを試す。
どれも行動回数が多いほど、偶然の出会いや有利な流れが訪れます。 逆に、部屋の中で何もせずに待っていても、奇跡はほとんど起きません。
「運を良くする方法」は、行動回数を増やすこと。
これはシンプルだけど、確実に効くやり方です。
今日からできる“運を増やす習慣”
- 断られる数を目標にする
「今日は3回断られよう」と思えば、行動量が自然に増えます。 - 小さくても動く
大きな企画じゃなくても、メール1通でも、声かけ1回でもOK。 - 「また次!」の精神
1回の失敗に意味を持たせすぎない。数をこなせば帳消しになります。
運は、待つものではなく、呼び寄せるもの。 その呼び寄せ方は、意外なほど地道で単純。 数をこなせば、そのぶんだけ、偶然の女神と会える確率も上がるのです。
【今日のひとこと】
数をこなそう