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【注目の治療法】高濃度ブドウ糖注射(プロロセラピー)とは?効果・副作用・実体験を徹底解説!
慢性的な関節痛や腰痛、腱の炎症など、長年悩まされてきた痛みに対して、「高濃度ブドウ糖注射(プロロセラピー)」という治療法が注目されています。
「薬に頼らずに、体の自然治癒力を引き出す」と言われるこの治療。いったいどのような仕組みで効果があるのでしょうか?実際に受けてみた感想や、気になる副作用についても詳しく解説していきます。
◆ プロロセラピーとは?
プロロセラピー(Prolotherapy)は、「Proliferation=増殖療法」の略で、体の損傷部位に刺激を与えて、組織の修復を促す再生医療の一種です。
日本では「高濃度ブドウ糖注射」として知られており、5〜25%程度の濃度のブドウ糖液を、関節や靭帯、腱の周囲に注射することで、軽い炎症反応を起こし、そこからコラーゲンの生成や細胞の再構築を促します。
◆ どんな症状に効果があるの?
プロロセラピーは以下のような慢性痛や機能障害に対して効果があるとされています。
- 慢性的な腰痛、肩こり、首の痛み
- スポーツによる腱炎(テニス肘、ゴルフ肘など)
- 関節の不安定感(膝、足首、手首など)
- 頚椎・腰椎の椎間関節障害
- 靭帯や腱の軽度損傷
一般的な痛み止めやマッサージと異なり、根本的な組織の修復を目指せる点が大きな特徴です。
◆ 実際の治療の流れ
- 診察・問診
まず医師による診察を受け、痛みの原因や状態を確認します。 - 注射の実施
痛みのある部位や靭帯の付着部に、高濃度ブドウ糖を注射します。局所麻酔を使用することもあります。 - 反応と経過観察
数日間、軽い痛みや腫れを感じることがありますが、これは自然な炎症反応です。数週間に1回、数回繰り返すことで効果が出てきます。
◆ メリットとデメリット
【メリット】
- 薬に頼らず自然治癒力を活用できる
- 副作用が比較的少ない(主成分がブドウ糖)
- 手術せずに慢性痛の改善が期待できる
【デメリット】
- 即効性はない(数回の通院が必要)
- 注射による痛みや腫れが数日残ることがある
- 保険が適用されない場合が多く、自費診療になる
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