先日の参院選で、
「ラサールが12万票で当選」(社民)
「浜田聡さん30万票で落選」(N党)
というのがネットで話題になりました。
自分もこれを機会にちゃんと選挙制度について調べてみた。
何故、票数の多い浜田氏が落選するのか。
比例での選出は「党の票数」が大事
どういう仕組みなのか解説してくれる人いないのか?
— 神匠 (@kamitaka0914) July 21, 2025


この回答がわかりやすい。
社民の総数が120万。(ラサール)
N党の総数が68万。(浜田)
政党として100万行かないと、1議席が無理なんだそうだ。
よって、これは個人云々というより、「政党で勝った、負けた」の話になるのだろうか。
以下に要約をまとめると
比例代表制度(参議院)のポイント
参院選の比例代表制では、有権者は
・政党名 または
・候補者名(個人名)
のどちらかを書いて投票します(非拘束名簿式比例代表制)。
当選の決まり方は以下の2ステップ
【1】政党ごとの「獲得議席数」を決定
政党ごとに入った 合計得票(政党名+個人名) に基づいて、各党が何議席取れるかがまず決まります。
例:
A党が全体の20%の得票を得た → 20%分の議席を獲得
B党が全体の10% → 10%分の議席
つまり、政党の票の合計が大事です。
【2】各政党内で、誰が当選するかを決定
次に、その政党が獲得した議席数に応じて、政党内で得票が多かった候補者から順に当選します。
なぜ「12万票の人が当選、30万票の人が落選」なのか?
これは:
①ラサールさんの所属政党(社民党)が多くの議席を獲得し、
②ラサールさんはその政党内で得票数が上位に入った
一方で:
③浜田聡さんの所属政党(N党)は、全体で獲得した票が少なく、
④1議席ももらえなかった (=どれだけ個人票が多くても、その政党が議席をもらえなければ当選できない)
という構造です。
たとえるなら:
スポーツの団体戦で、
●ラサールさんは10点取ったけど、チーム全体が100点取って勝った → 勝利メンバーとして表彰される
●浜田さんは30点取ったけど、チーム全体が40点で負けた → どれだけ点を取ってもチームが負けたから表彰されない というような感じです。