
色んなことに挑戦して、
色々やってるんだけど恵まれない。
チャンスが来ない、転落人生。
そういう人は多いと思う。
僕自身もそうだ。今現在も挑戦して、上手くいかずもがいている。
ただ、とりあえず「仕事」という面においては、今は少し、ある程度並みに乗ってきた状態だ。
そして今、また別の壁にぶち当たっているのだが。
ひとまず今、自分の過去を振り返って「2回起きた奇跡」について話していこうと思う。
これは、今、自分に起きた壁を乗り越えるために、頭を整理するのと、
もし同じように「どん底」にいる人がいるのなら「僕はこうして奇跡が起きた」ということで
少し希望を持ってもらいたい、と思っている。
まずもって「奇跡」といっても、「宇宙の様にお祈りして~」みたいなスピリチュアルな話でもなければ
「寝てたらいきなり宝くじが当たった」とか、そういう再現性のない話ではない。
あくまで「行動した結果」という泥臭い話である。
泥臭い話ではあるが、これこそが「再現性のある奇跡」だと思っている。
僕に起きた2回の奇跡
1回目
昔、起業したばかりの頃、ホントに金がなくて。
どんだけ金が無かったかというと、銀行口座にあと数百円しかなくて、その数百円(千円未満は)引き出せないって状況でマジで人生詰んだってときがあった(厳密にはATMでは引き出せないけど窓口に引き出せたらしい。しかしさすがに窓口で「720円引き出します」とか言えなかった。苦笑)
今月はもう、何も食えない。水道水でなんとかしのぐか・・・。
そんな時に、急に知り合いから一本の電話で、
『今月とりあえず先に10万支払いだけするから、急ぎでやって欲しい仕事があって』
って、ポンと10万円入ったことがあった。
2回目の奇跡
とりあえず、日々の生活苦(今日食べるお金が無いレベル。苦笑)からは脱したものの、苦しい日々は続く。起業した人あるあるだと思うが、「収入はなくても、出ていくお金は待ってくれない」からだ。
家賃とか国民年金とか食費とかケータイ料金みたいな「分かりやすい支出」ももちろんだが、
「仕事をとってくるための営業活動」にもお金が出ていく。いわゆる交通費とか所詮そのたぐいなのだが。起業したてのころは、とにかくお客さんがいないので、営業にいかなければいけない。「100件まわって、2~3件取れたらいい方」などと言われるが、本当にそうだ。
逆に言うと1件2件受注とるために、100件回らないといけない。
「交通費」と言えば地味なので、なんかあまり気にしないのだが、とにかく件数をこなすので、とにかく気づいた時には金が減ってる。w
そうこうしていると必ずやってくるのが「パソコンの不具合」だ。
老朽化もあるのだろうが、金がない時に限って、大きな出費が必要になる。僕の場合は、デスクトップパソコンとノートパソコンがほぼ同時に来た。苦笑
どちらも4~5年使っていたので「ある意味買い替え時」ではある。金の無い時にパソコン2台の買い替えはマジでつらい。しかしとにかくパソコンがないと仕事ができないので、「必需品」として、もう買った。
もちろんそんな金はない。だから借金をした。割と順風満帆で来てた僕だが「消費者金融」に手を出した。かなりプライドが気づいたがそんなことも言ってられない。ちょくちょく借りては返し、借りては返しを繰り返したが、結局、延べ50万ほどの借金だった。
そしてそのころ、色んな支払いも滞るようになり、家には督促状などが届くようになる。
みなさんは見たことないだろうが、それはまあ「緊急」を思わせるような、目立つ色だ。「絶対に払えよ」と圧を加えてくる。しかし、無いものは無い。払えないものは払えない。正確な数字は覚えてないが150万くらいは(借金も含め)溜まっていたと思う。
そんなこんなの、とある年末のある日。
某有名大学のスタッフさんから一本の連絡があり。ものすごく細い人脈を辿って僕のところにたどり着いたようだ。で「大学の予算が来年3月末で今年度が締まります。1年がかりのプロジェクト案件なのですが、とりあえず年明け3月末までに一通り支払いだけは済ませますので、お願いできますか」と。
これで一気に数百万規模の案件が受注できた
(1年がかりのプロジェクト、とは言われていたが、実際には丸2年かかったので、月額で割ると「まあまあ無難」な金額ではある。しかし、ほぼ前払いでお金をいただいたのであり得ないほど有難かった)実際これで、一気に借金を返した。
僕みたいな個人でやってて、何も大きな実績のない人間に、細っそい細っそい人脈づてで、巨大組織「大学」というところから、しかも「指名発注」でビッグプロジェクトの話が来た。
え?なんで??
って思うよね。後々聞いた話だが、いくつか企業にも打診していたようだが、
●金額が合わない(企業からすると数百万では受けられないほど安い)
●スピードが合わない(こんな安い金額でそんなスピードでは受けられない)
ということで、「安くて」、「そこそこでいいのでやってくれて」、「できれば個人で自由に動けるような人」を探していたところに、ちょうど僕がハマったようだ。
そんなことある?とは思うがこれは実際起きた話。
